フリーランス

フリーランスエンジニアとして独立してみてわかったこと

ソフトウェア開発会社に所属して20年ほど経験を積んだのちフリーランスエンジニアとして独立しました。長年会社員として生活してきましたが、フリーランスとして独立して初めて分かったことなどを紹介したいと思います。

フリーランスエンジニアって

フリーランスエンジニアとは、会社組織に属さないフリーランスの技術者のことをさします。技術者と言っても色々な分野がありますが、一番多いのがプログラム開発者だと思います。私もシステム開発を長年行ってきたので、バリバリの開発者です。

独立する前にやっておくこと

独立すると決断したら実際に独立する前にぜひやっておいた方が良いことを紹介します。

クレジットカードを作っておく

フリーランスとして独立したての時は、実績も会社という後ろ盾もなくなるので、社会的信用が一切ないといってもいいくらいの状況になります。例えば、クレジットカードの審査に通らない、自動車ローンが組めないなど。

そのため、会社員の間にクレジットカードを作っておくことをお勧めします。仕事の経費もクレジットカードで決済することにより、支払を遅らせることができるので、資金繰りにも貢献できます。できれば、事業専用のクレジットカードを作っておくとよいと思います。

良好な人間関係を築いておく

フリーランスエンジニアとして独立した場合は、営業活動を自ら行う必要がります。企業に飛び込みで営業してもシステム開発案件にたどり着くには、かなりの労力がかかることが予想されます。また、クラウドソーシングサービス等で案件を受注するのも良いですが、自分のスキルにマッチした案件が常にあるとは限りません。

一番良いのは、勤めている会社から仕事を依頼してもらうことでしょう。相手がはっきりしているし、何より仕事の仕方が同じなので、違和感なく取り組むことができます。

なるべく良好な関係を気付いたまま独立されることをお勧めします。

いよいよ独立

会社に退職届を提出し、いよいよ独立です。明日からでもフリーランスエンジニアとしてバリバリ働くの良いですが、今まで忙しい会社員生活を送ってきたなら少し長めの休暇をとってはどうでしょうか。

再就職手当の申請

会社員時代に雇用保険を払っているので、失業後に再就職した場合には、失業保険だけではなく再就職手当がもらえます。この再就職手当は、フリーランスでも申請し受け取ることが可能です。

条件としては、失業(退職)後の7日(待機期間)+1か月を経過した後に開業届を提出した場合に限られます。

詳細は、ほかで詳しく記載されているブログ等があるのでそちらをご参照ください。

開業届・青色申告承認申請書の提出

独立日が決まったら、開業届と青色申告承認申請書を税務署に提出しましょう。

開業届を提出しなくてもフリーランスエンジニアとして活動することはできますが、開業届の提出は、所得税法は第229条に明記されている義務なので、フリーランスエンジニアとして活動を開始してから1か月以内に必ず提出しましょう。

あわせて、青色申告承認申請書も提出しておくことをお勧めします。青色申告の場合は、最大65万円の青色申告特別控除があります。

内容が難しいと思った方は、「開業 freee」を使うと簡単に資料が作成できます。

独立後の活動

独立後に一番大変なのは、仕事を受注することです。営業活動すれば、自分の作業ができない。かといって営業しないと仕事がない。負のスパイラルに陥ってしまいますね。

ここでは、私が実際にどのようにして仕事を受注してきたか紹介したいと思います。

私は、全く仕事のあてのない状態で会社を辞め独立しました。今考えれば、ただのアホだと思います。1か月と少し主夫をして、その後開業しました。

祝初受注

最初の仕事は、妻がパートで勤める会社のインフラ整備でした。前に勤めていた会社でもサーバやネットワークの設定といったインフラ関係の仕事もしていたので、自分で提案書を書いて、サーバ等の発注から設定までを行いました。

クラウドソーシングで受注

クラウドワークスやランサーズといったクラウドソーシングサービスが話題となっていた時期でもあり、登録しいくつか応募したところ、運よく1つの案件にアサインされました。ただし、その案件は、途中で中断となってしまいテスト的な開発1つで終わってしまいました。

次の仕事もクラウドソーシングで受注しました。その会社様とは、定期的に発注していただける良好な関係が築けております。

前職の先輩からの紹介

帰省のため家族で空港のラウンジでくつろいでいたのですが、ばったり前に勤めていた会社の先輩に遭遇しました。その方は、私が勤めているころに退職していたのですが、フリーランスエンジニアとして活動しており、現在作業中の案件で人員が不足しているので、ぜひとお声がけいただきました。結局2年程度、細く長く案件を受注することができました。

前職の後輩からの紹介

前に勤めていた会社の後輩から仕事の依頼を受けるが多いです。もともと所属していた会社なので、事前説明なしに開発に参加できるので、こちらにとってもメリットが大きいですね。

まとめ

私は今まで営業活動を一切やったことがありません。クラウドソーシングを営業活動と言えば、あるのでしょうけど。

前職での人間関係のみで受注できている状況なので、独立する前に勤めている会社の方と良好な人間関係を構築していることを強くお勧めします。