個人事業主の時にやよいの青色申告を使ってきたので、法人成りした後も弥生会計を使ってました。税理士事務所の勧めもあって、弥生会計(デスクトップアプリ)からマネーフォワードクラウドに乗り換えました。
弥生会計からマネーフォワードに乗り換えてみてよかった点を紹介したいと思います。
金融機関等の連携が簡単
これは、クラウド会計システムの売りの一つになっている機能です。
弥生会計でも、「あんしん保守サポート」という保守サービスに加入することで、金融機関等のデータ連携は可能です。
ただし、設定が面倒なのと、クレジットカード明細の連携は、支払が確定した後にしか連携できないという制約がありました。
マネーフォワードクラウド会計は、連携の設定が簡単ですし、クレジットカードの明細も確定前の状態で連携されるので、推移をみる際には現実に近い状態になります。
バックオフィス製品が利用可能
マネーフォワードクラウドは、会計だけでなく以下の5つのセット商品となっています。
クラウド会計
クラウド請求書
クラウド経費
クラウド勤怠
クラウド給与
クラウド勤怠は必要ないかと思いますが、クラウド経費、クラウド給与は5名までは基本料金内で利用できるのでお得感があります。
私は、クラウド請求書、クラウド経費、クラウド給与を使用しています。
請求書の発行や経費精算、給与計算の結果を会計に連携することもできるので、会計側で手入力するものはほとんどない状態です。
特に給与計算は、年末調整もできるので、非常に助かっています。
税理士事務所との連携がらく
弥生会計を使用しているときは、バックアップデータを作ってメールでやり取りをしていました。
その際に税理士さんに仕訳の修正をしてもらったりすると、データをもらって、弥生会計に取り込んで、それを見ながら仕訳を修正するなど、割と大変でした。
それが、マネーフォワードに切り替えたことで、税理士さん用のアカウントを作るだけで、直接仕訳を修正してもらうことが可能となりました。
どこでも使える
クラウド会計のメリットとして、インターネットさえ繋がっていればどこでも使えます。
弥生会計は、デスクトップアプリを使用していたので、当然ですがインストールしているパソコンでしか利用することができませんでした。
Webブラウザが使えれば、パソコンでもタブレットでも、いつでも、どこでも利用できます。
マネーフォワードのデメリット
メリットばかりのマネーフォワードですが、やはりデメリットもあります。
価格が高い
弥生会計(デスクトップアプリ)と比べると、少し高くなります。
1年目 | 2年目 | 3年目 | 4年目 | 5年目 | 合計 | |
弥生会計 | 39,800 | 27,200 | 27,200 | 27,200 | 27,200 | 148,600 |
マネーフォワード | 35,760 | 35,760 | 35,760 | 35,760 | 35,760 | 178,800 |
導入1年目は、弥生会計の方が高いですが、5年間利用した場合は、マネーフォワードの方が高くなっています。
ただし、会計以外の製品を使えることを考えると、決して高い製品ではないと思います。
通信環境が必要
どこでも利用できるメリットでもあり、デメリットでもあります。
通信障害が起きた場合に利用できません。
ただし、小規模の会社であれば、当日に処理しなければならない伝票はさほどないと思われるので、大きな問題点ではないでしょう。
まとめ
マネーフォワードクラウドに切り替えて、価格が若干高くなった点を除いては、おおむね満足しています。
特に、給与計算、年末調整は、格段に楽になりました。
会計ソフト選びで悩んでる方は、特にひとり会社の方には、お勧めします。